ノートパソコンは何年ぐらい使えるものなのか、考えたことはありませんか?
買えば何万円もするものなのでできれば長く使いたいですが、ノートパソコンは電化製品の中でも平均寿命が短い部類に入ります。使用年数を考えずに使っていると、昨日まで正常に動いていたのに突然動かなくなった、なんてことがあるかもしれません。ですが、使い方や利用環境によって寿命を伸ばすことができます。
ノートパソコンを長持ちさせるには、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか?
ノートパソコンの寿命は平均「5年」
ノートパソコンは長く使っていると、どうしても様々なパーツに経年劣化が起きてきます。
使用年数に比例して故障する確率が上がるのは、次のようなパーツです。
中でも比較的寿命が早いのが、ハードディスクドライブ(HDD)です。一般的にハードディスクの寿命は4~5年前後と言われています。
ハードディスクとは、ほとんどのパソコンに搭載されている大容量の記憶装置です。「パソコンの脳」と言われるほど重要なパーツです。また、最も酷使される部分であることから故障が起こりやすく、1度壊れると修理が難しいパーツでもあります。ハードディスクが故障してパソコンの寿命を迎えることが多く、「パソコンの寿命=ハードディスクの寿命」といっても過言ではありません。
ハードディスクが壊れるとどうなるか?
ハードディスクは金属の円盤を高速回転させて、データを読み書きします。情報が書き換えられる度にハードディスクはすり減っていき、いずれ寿命を迎えます。
ハードディスクに不具合が生じると、正常に起動できなくなったり、頻繁にエラーが起こってまともな作業ができなくなります。最悪の場合、保存したデータがすべて消えてしまうことも考えられます。劣化や故障の度合いによっては、修理専門業者でもデータ復元が困難な場合があります。
大切なデータはバックアップを取っておくことが大切
ハードディスクが消耗品であることを意識して、普段からデータのバックアップを取っておくことが重要です。
カタカタと異音がしたり、起動やアプリケーションのインストール動作が遅くなったと感じたら、ハードディスクの寿命が迫っていることも考えられるので、なるべく早めにバックアップを取ることをおすすめします。
バックアップの保存先は、外付けハードディスク、DVD、ネットワーク上の共有フォルダー、USBメモリなど様々です。情報の内容に適した場所を選んでください。
ノートパソコンを長持ちさせる対策法
経年劣化による故障は避けては通れない宿命ですが、10年以上使い続けている人もいれば、2~3年で壊れてしまう人もいます。パソコンを使う頻度や、購入した機種の当たりはずれもあるかとは思いますが、パソコンの寿命は使い方や利用環境で大きく左右されます。
ノートパソコンをより長持ちさせるには、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか?
衝撃を与えない
ハードディスクは情報を記録する際、磁気ヘッドという極細の針で高速回転するディスクに情報を刻んでいきます。磁気ヘッドとディスクの隙間は「100万分の1ミリメートル」という、まさにミクロの世界です。
ハードディスクのような精密機械にとって、衝撃や振動は大敵です。
とくにデータを読み書き中に衝撃が加わるような行為は、絶対にしてはいけません。
熱をためない
パソコンには熱に弱い部品がたくさん使われていて、熱を多く加えると確実に寿命が短くなります。
内部にこもった熱を放出するためのファンがついていますが、パソコンに負荷のかかる作業を長時間行ったり、ファンにホコリがたまっていて十分機能していないと
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