今や、子供から高齢者まで使っているスマートフォン。昔ながらのガラケーの様に、通話だけの利用だけではなくなってきています。パソコンよりも手軽でブラウザですぐに検索したりして、課題解決をしている方も多いと思います。また、スマートフォンアプリを探して、ゲームやメモ帳、スケジュール管理など多岐にわたって、いろいろな機能を使っている方も多いと思います。そんな中、スマートフォンが”ちょっと遅いな”ということはありませんか。今回は、さくさく動かせるスマートフォンの設定方法をご紹介いたします。
スマートフォンでは、ブラウザやメールをはじめ、アプリの原因が大きい!?
パソコンでは、ブラウザやメール、ゲームやその他いろいろなソフトウェアが複数起動されるとメモリを消費し、だんだんとパソコン自体が遅くなる場合があります。
パソコンでは、大きいサイズのメモリを搭載している場合が多いこと、メモリを使い切りそうな場合は、SSDやハードディスクといった記憶装置をメモリの代替として活用する仕組みがあるため、大量のメモリを消費するソフトウェアが起動していない限り、めったに遅くはなりません。
では、スマートフォンではどうなるでしょうか。
スマートフォンはパソコンと違い、メモリがストレージといった記憶装置であり、且つ、動作するためのメモリとして使われています。また、パソコンと同じで、アプリが起動される度にメモリを消費しています。
パソコンとの違いは、メモリの代替であるSSDやハードディスクといったデバイスが無い点です。メモリの代替が無いため、メモリを使い切ってしまうと、アプリだけでなくスマートフォンも動作が遅くなったり、動作しなくなったりします。
また、メモリとして使われることから、ストレージの空き容量も 0 にならないように注意が必要です。
簡単にメモリの開放ができるのか?
パソコンでは、ソフトウェア同士が利用しあうダイナミックリンクライブラリ(DLL)といった共通プログラムがメモリに常駐される場合もありますが、基本的に「終了(X)」やウィンドウの右上にある[X]マークを押してソフトウェアを終了するとメモリが開放され、利用できるメモリが増加します。
また、利用できるメモリ容量が増えると、今までSSDやハードディスクに代替として記憶されているキャッシュというメモリも、本来のメモリに移り代わるため、代替記憶装置の空き容量も増えて、動作が軽くなります。
稀に、メモリが開放されない場合もありますが、そのような時には、タスクマネージャといった管理プログラムが用意されていますので、そのタスクマネージャで解放されないソフトウェアを終了させることができます。
スマートフォンでも、同様なことができますが、パソコンとは少々違いがあります。
スマートフォンでアプリを起動して、そのアプリの利用が終わるとアプリが終了しないでメモリに常駐されます。
先ほどお話しましたとおり、パソコンでは意図的に終了操作がありますが、スマートフォンには終了させるという操作はありません。
終了したかのようになっているアプリを見る場合、例えばiPhoneの場合では、ホームボタンを2回連続で押すとメモリに常駐されているアプリが表示できます。
androidでは、パソコンの機能に似たタスクマネージャといった管理プログラムがありますので、それを使い見ることができます。
このようにメモリに常駐されているアプリを、ひとつひとつ削除することで、完全にアプリを終了することができメモリ開放ができます。
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